
更年期障害 Menopause
更年期(40歳後半から50歳前半)の女性が閉経によって卵巣の働きが低下して卵巣ホルモン(エストロゲン)の分泌が少なくなると、その分泌を促す卵胞刺激ホルモンが脳(下垂体)から過剰に分泌され、自律神経が乱れやすくなります。その結果、交感神経が優位になり、ほてり、のぼせ、発汗、動悸、肩凝り、高血圧や精神不安定など症状や骨粗しょう症が進行したり、血中コレステロールも上昇します。
更年期障害の一般的な治療は・・・
更年期障害の治療では生活習慣(運動、食事、睡眠)の改善が基本ですが、ホルモン補充療法(HRT)や漢方薬を使った治療が行われます。
カイロプラクティックでは、
カイロプラクティックでは、女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の分泌に影響を与える神経に着目します。
私たちの脳(視床下部)は卵巣や子宮の状況を24時間絶え間なく監視し、その変化に対応すべくホルモンや自律神経(交感神経と副交感神経)を介してそれらの働きを制御しています。
卵巣や子宮内の情報(機械的な変化、ホルモンや発痛物質の増加など)は神経(骨盤神経:S2~4)を介して脳へ伝わり、脳はその情報を基に下垂体へ向けて適量の性腺刺激ホルモン放出ホルモン:GnRHを分泌したり、自律神経(子宮の交感神経は下腹神経:T11~L2 副交感神経は骨盤神経:S2~4/卵巣の交感神経は内蔵神経:T9~10 副交感神経は迷走神経)を介して卵巣や子宮の働きを制御しています。
脳が卵巣や子宮内の状況を正確に把握出来ていれば、最適なタイミングで最適な量の女性ホルモン(エストロゲン&プロゲステロン)等が卵巣から分泌される様プログラムされています。
しかし何らかの原因で脳が卵巣や子宮内の状況を正確に把握出来なくなるとホルモン分泌のタイミングや分量に狂いが生じる可能性があります。
その原因が背骨の歪みです。
卵巣や子宮内の情報を脳へ伝える骨盤神経も、脳からの指令を卵巣や子宮へ伝える自律神経もどちらも背骨を通ります。
もし背骨に歪みが生じると、神経に障害が起こって卵巣や子宮の情報が正確に脳へ伝わらなくなったり、脳からの指令が正確に卵巣や子宮へ伝わらなくなってホルモン分泌のタイミングや分泌量にズレが生じます。
その結果、生じる問題の一つが更年期障害です。
カイロプラクティックでは、背骨の歪みを整える事で神経障害を取り除き、ホルモン分泌の正常化を図ります。