つわり Morning sickness

つわりとは妊娠5週目頃~16週目頃の間に吐き気、嘔吐、食欲不振のほか、めまい、だるさ、脱水、頻脈、血圧の低下、体重減少などを発症する状態です。つわりの原因はっきりと分かっていませんが、妊娠初期の胎盤形成時のホルモンバランスの変化が大きく関わっていると考えられています。それが妊娠すると胎盤から分泌されるヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)です。ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)は胎盤の成長を促すホルモンで、妊娠検査薬としても使われています。妊娠直後から急激に分泌されたヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)が脳幹の嘔吐中枢を刺激し、吐き気や嘔吐を引き起こすと考えられています。 つわりは妊婦さんの8割以上の方が経験すると言われていますが、通常は胎盤が完成する16週頃には治まります。ただ、妊婦さんの中にはつわりが重症化した悪阻を患うと言われていて、適切な治療を受けないと脳や肝臓に障害が起きたり、胎児にも悪影響が及ぶ場合があります(妊婦さんの0.5%程度)。

 

つわりに対する一般的な治療は・・・

心身の安静と休養、少量頻回の食事摂取、水分補給を促して重症化を防ぎます。

経口摂取が困難な場合は入院した上で輸液治療が行われます。

一般的に、16週目位までには症状が改善します。

 

カイロプラクティックでは、

カイロプラクティックでは、妊娠中に負担の掛かる背骨とその中を通る神経に着目します。

妊娠中は胎児の成長と共にお腹も大きくなり、徐々に背骨の負担が大きくなります。 背骨には神経が通っていて、体内の情報を脳へ伝えたり、脳の指令を体の各臓器へ届けて、呼吸、心拍、消化、排泄、血圧、体温、ホルモン分泌など生命維持に重要な機能を制御しています。もしその背骨に歪みが生じると、その中を通る神経に障害が起きて、体の情報が脳へ正確に届かなくなったり、脳の指令が正確に臓器へ届かなくなって体が本来の能力を発揮できなくなる可能性があります。

つわりは妊婦さんの体が胎児の健やかな成長に向けて準備を整える生理現象ですが、背骨に歪みが生じるとそれが酷くなったり、長引いてしまう場合も!

カイロプラクティックでは、背骨の歪みを整える事で神経障害を取り除き、体の働きを正常化しながらつわりの軽減を図ります。