子宮筋腫 Fibroid

はっきりとした原因は分かっていませんが、遺伝、生活習慣(肥満、高血圧、喫煙)などが要因となってエストロゲンが過剰に分泌されたり、長期間分泌されて子宮内に筋腫(良性の腫瘍)ができる病気です。生理痛、月経量の増加、貧血、月経時以外の不正出血、腰痛、頻尿などを発症します。筋腫が発生する部位によっては不妊症、流産、早産などを引き起こす事もあります。

 

子宮筋腫の一般的な治療は・・・

手術、ホルモン療法、鎮痛剤、鉄剤を使った治療が行われます。

 

カイロプラクティックでは、

カイロプラクティックでは、卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)に影響を与える神経に着目します。

私たちの脳(視床下部)は卵巣や子宮の状況を24時間絶え間なく監視し、その変化に対応すべくホルモンや自律神経(交感神経と副交感神経)を介して子宮の働きを制御しています。

卵巣や子宮内の情報(機械的な変化、ホルモンや発痛物質の増加など)は神経(骨盤神経:S2~4)を介して脳へ伝わり、その情報を基に下垂体に向けて性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)を分泌したり、自律神経(子宮の交感神経は下腹神経:T11~L2 副交感神経は骨盤神経:S2~4/卵巣の交感神経は内蔵神経:T9~10 副交感神経は迷走神経)を介して卵巣や子宮の働きを制御しています。

脳が子宮の状況を正確に把握出来れば、適切なホルモンが、適切なタイミングで、適切な量だけ分泌されるようにプログラムされています。

しかし何らかの原因で脳が子宮の状況を正確に把握出来なければ、分泌されるホルモンやタイミング、分量に狂いが生じる可能性があります。

その原因が背骨の歪みです。

子宮内の情報を脳へ伝える骨盤神経も、脳からの指令を子宮へ伝える自律神経もどちらも背骨を通っています。

背骨に歪みが生じると、神経に障害が起こって子宮の情報が正確に脳へ伝わらなくなったり、脳からの指令が正確に子宮へ伝わらなくなってホルモン分泌が正常に行われなくなります。

その結果、生じるのが子宮筋腫を初めとする様々な不調です。

カイロプラクティックでは、背骨の歪みを整える事で神経障害を取り除き、ホルモン分泌の正常化を図ります。