
小児気管支喘息 Childhood Athma
アトピー素因などの遺伝的要因、アレルゲン(ダニやハウスダストなど)への暴露、気道感染、タバコの副流煙や大気汚染物質の吸入などが原因で気道が慢性的な炎症を起こし、気道狭窄が起こる病気です。呼気性呼吸困難(息を吐き出すのが困難になる)や喘鳴(ぜんめい:呼吸時にヒューヒュー/ゼーゼーなどの音を発する)、激しい咳、息苦しい、疲労感などを発症します(特に真夜中や明け方、季節の変わり目に発症しやすい)。
小児気管支喘息は1~2歳前後がピークで、6歳までに発症する事が多く、通常は成長と共に治っていきます。
小児喘息の一般的な治療は・・・
ステロイド吸入薬やロイコトリエン拮抗薬などが使われます。
カイロプラクティックでは、
カイロプラクティックでは、気管支の緊張と弛緩を制御する自律神経に着目します。
自律神経は、呼吸、心拍、消化、排泄、血圧、体温など、生命維持に必要な働きを24時間休むことなく自動で制御してくれている神経で、呼吸にも大きく関わっています。
自律神経の中枢は脳(視床下部)にあり、視覚や聴覚、臭覚や触覚など体中の感覚器からの情報を基に常に環境の変化や体内の状態(酸素や二酸化炭素濃度など)を把握し、それらの変化に応じて自律神経(交感神経/副交感神経)を介して呼吸を含む様々な体の働きを制御しています。
交感神経が活発になれば(ストレスを感じたり仕事や勉強に集中する時など)、心拍や呼吸が早まり、血管が収縮し、気管支が拡張し、副交感神経が活発になれば(ストレスから解放されたり休息している時など)、心拍や呼吸は遅くなって、血管は拡張し、気管支は収縮します。
体の様々な情報を脳へ伝える神経も、脳からの指令を体へ伝える自律神経も、どちらも背骨を通ります。
もし背骨に歪みが生じると、神経障害が起こって体の情報が脳へ正確に伝わらなくなったり、脳から呼吸を制御する指令が正確に気管支や肺へ伝わらなくなる恐れがあります。
カイロプラクティックでは、背骨の歪みを整える事で神経障害を取り除き、呼吸機能を司る自律神経の働きの正常化を図ります。