
関節リウマチ
本来外部から侵入したウイルスや細菌から身を守る免疫機能が誤って自分の体(関節)に対して攻撃する事で関節に慢性の炎症が起きる病気です。安静時の手足の関節痛、早朝のこわばり(一時間程続く)、関節の腫れを生じます。
関節痛の症状は左右対称で起こるのが特徴で、炎症が続くと関節の破壊が進行して変形や脱臼が起こる場合もあります。関節の症状以外にも微熱や倦怠感、食欲不振などを発症する事があります。発症のピークは30~50代で、女性に多くみられます(男女比=1:4)。
関節リウマチの一般的な治療は
リウマチ関節炎では抗リウマチ薬、生物学的製剤、JAK阻害薬、リハビリ等の保存療法が行われますが、場合によっては手術も検討されます。
カイロプラクティックでは
カイロプラクティックでは、免疫機能と密接な関わりのある自律神経に着目します。
私たちの身体には細菌やウイルス等の侵入や体内の癌細胞を攻撃し、無害化する免疫機能が備わっています。
私たちの体に存在する免疫細胞は自律神経(交感神経と副交感神経)の影響を大きく受けており、交感神経は免疫細胞の中でも細菌や寄生虫感染に強い顆粒球(好酸球、好中球、好塩基球)を活性化し、副交感神経はウイルス感染に強いリンパ球(T細胞、B細胞、NK細胞)を活性化します。
顆粒球もリンパ球も私たちが健康に生きる為には必要な免疫細胞で、どちらかが多過ぎても免疫機能のバランスが崩れてしまいます。そんな免疫細胞の丁度良いバランスをとっているのが自律神経です。
そんな自律神経は背骨を通っています。
もし背骨に歪みが生じると、背骨を通る自律神経に神経障害が起こって交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。自律神経に乱れが生じると、免疫細胞(顆粒球とリンパ球)のバランスも崩れ、本来は外部から侵入した細菌やウイルスを攻撃する免疫細胞が誤って自分の関節を攻撃してリューマチ性関節炎などの自己免疫疾患を発症してしまう可能性があります。
カイロプラクティックでは、背骨の歪みを整える事で自律神経の乱れを正常化し、リウマチ性関節炎症状の改善を図ります。