
頸椎椎間板ヘルニア Cervical Herniated Disc
30~50代に多く、頚椎に慢性的な負荷(不良姿勢やスポーツ、重労働など)が掛かる事で背骨の間の軟骨(椎間板)が変形、突出して頚椎から上肢へ伸びる神経を圧迫して首の痛みや手のシビレ、力がいれずらい(筋力低下)等の症状を発症します。頭を動かしたり、姿勢を変えるだけで激痛を生じる事もあり、夜間痛みで寝られなくなったり、日中の仕事に集中できない等日常生活に大きな影響を及ぼす疾患です。
頚椎ヘルニアの一般的な治療は・・・
炎症を抑える消炎鎮痛剤の入った湿布や鎮痛薬、筋弛緩剤やステロイド等の飲み薬、けん引、マッサージや温熱療法、痛み止め注射、ブロック注射などの薬物療法が一般的な治療です。もし、それらの治療で効果が無ければ、手術が考慮されます。
カイロプラクティックでは・・・
カイロプラクティックでは頭を支える背骨と首/肩の筋肉、そして背骨を通る神経に着目します。
私たちの頭の重さは成人で約5㌔程あり、その頭を支えているのが背骨と首/肩の筋肉群です。
その背骨には脊髄(せきずい)と呼ばれる神経が通っていて手/腕の感覚や筋肉を支配しています。
不良姿勢や長時間のパソコン作業などで背骨に歪みが生じると、正常な背骨の配列が崩れ、背骨や首/肩の筋肉群に負担が掛かるだけでなく背骨を通る神経にも障害が起こります。
上肢の感覚や筋肉を支配する神経の働きが妨げられると手や腕のシビレ、痛み、力が入りずらい(筋力低下)等の症状を発症します。
カイロプラクティックでは背骨の歪みを整えることで背骨や筋肉の負担を取り除き、神経機能を正常化して症状の根本的な改善を図ります。