足首の痛み

 

足関節は脛骨と非骨、そして距骨からなり、足首の内側と外側は靱帯によって固定されていています。 足関節の表面は地面の状況に応じて背屈や底屈、内反や外反といった複雑な動きが出来る構造になっています。

足首に痛みを生じる病気について簡単に説明します。

 

捻挫

足をひねったり、くじいた時に足関節の靱帯に過度な負荷が掛かって靱帯を損傷する外傷です。炎症によって痛みや腫れを生じます。足を内側へひねって、足首の外側の靱帯を損傷するケースが最も多いです。

 

変形性足関節症

加齢や肥満、スポーツや足首に負担の掛かる重労働などが原因で足首の関節を覆う軟骨が摩耗・劣化する病気です。関節の骨同士がぶつかることで炎症や骨の変形が起き、痛みや腫れを発症します

 

痛風

プリン体を多く含んだ食品(レバー、白子、魚介類、かつお、イワシ、アジ、エビ)や飲み物(ビールや紹興酒)を過剰摂取すると、代謝された尿酸が血液中に溜まって溶けきれなくなります(高尿酸血症)。血中に溶けきれなくなった尿酸が関節に蓄積すると関節に激しい痛みや腫れ、発赤を生じます症状が最も現れやすいのが足の親指の付け根の関節ですが、膝や足首、手の関節でも起こります。

 

偽痛風

加齢、外傷、代謝性疾患、遺伝性疾患などによってピロリン酸カルシウムが関節の軟骨に沈着して痛み、発熱、腫れを生じます最も起こり易い部位は膝関節ですが、肩関節や足関節、手関節でも起こります。

 

足関節の痛みの一般的な治療は・・・

捻挫では安静、冷却、圧迫、挙上にて炎症や内出血を抑えます。

変形性足関節症では装具の使用や筋トレ、減量、運動制限、局所麻酔薬などの保存療法が行われますが、改善が見られない場合は手術が検討されます。

痛風では消炎鎮痛薬や尿酸降下薬と並行して生活習慣の改善指導が行われます。

儀痛風では非ステロイド系抗炎症薬やステロイド薬での対症療法が行われます。

 

カイロプラクテックでは

カイロプラクティックでは足関節の働きに影響を及ぼす背骨と背骨を通る神経に着目します。

足関節を動かしているのは下腿前面や後面、側面へ伸びる10以上もの筋肉であり、それら全ての筋肉を支配しているのが背骨から伸びる神経です。

不良姿勢や長時間のパソコン作業、スポーツの練習時における反復動作などで背骨に歪みが生じると、背骨を通る神経にも神経障害が起こります。

その結果、足関節の動きに障害や痛みを発症します。

カイロプラクティックでは背骨の歪みを整え、神経機能を正常化して症状の根本的な改善を図ります